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季節のことを調べるblog

季節のイベント、行事に関係あることを調べるブログ

青森の五所川原「雪国地吹雪体験」のやり方と歴史

料理

北国の人にとっては切っても切れない存在である雪。
時に牙をむいて人の命を奪うこともあるけれど、そんな雪を観光に生かしている取り組みが青森は五所川原の「雪国地吹雪体験」です。

 

http://www.flickr.com/photos/57255279@N00/8326011776

photo by uspn


雪国地吹雪体験の歴史

日本海から吹き付ける強風であおられた雪。
「下から降ってくる」といわれるゆえんです。
五所川原で雪国地吹雪体験ツアーが始まったのは、1988年のことです。
東京から地元へUターンで戻ってきた青年が、生活を妨げる自然の威力を観光にしてしまおうと企画したのが始まりです。
実は、雪の降らない地方の人間にとっては、豪雪や地吹雪といった普通では味わえない体験を一度はしてみたいという、憧れにも似た気持ちを抱くことが多いのです。
ただの厄介者でしかない雪をわざわざ時間とお金をかけて見に来る人がいるはずもない、という地元の通念を逆手に取った発想でした。

 

雪国地吹雪体験の正しいやり方

地吹雪を正しく体験するには、必須アイテムがあります。

それが、「かんじき」「角巻」「もんぺ」そして「ストーブ列車」です。
・かんじき
かんじきとは、深い雪の上を歩くために開発された昔のスノーシューです。
靴の下に広い面があるかんじきを装着すると、靴より広い面積で体重を支えるので、雪の中に埋もれてしまわないのです。
・角巻(かくまき)
角巻とは東北地方の女性が冬になるとはおるマントです。
四角い厚手の角巻を三角形にたたみ、頭からすっぽり被ることで地吹雪に耐えることができるのです。
・もんぺ
もんぺは女性用の作業ズボンのことです。
ふっくらとした曲線が女性らしく見えます。
一時期不良さんたちがこぞって履いたボンタンにも似ていますね。
この「かんじき」「角巻」「もんぺ」の三点セットは、地吹雪ツアーを主催する津軽地吹雪会で貸し出してくれます。

地吹雪体験ができる場所の最寄り駅は津軽鉄道金木駅です。
金木駅までは、津軽鉄道の「ストーブ列車」に乗って行きましょう。
1車両に2つ置かれたダルマストーブが懐かしい気持ちにさせてくれるでしょう。


雪国地吹雪体験に食べたい料理

地吹雪を体験して思いっきり寒くなった後は、熱々の食事で思いっきり温まりたいものです。
・けの汁(けのしる)
けの汁は津軽地方に伝わる郷土料理の一つです。
さまざまな冬野菜や凍り豆腐、こんにゃく、大豆といった具材を昆布だしでグツグツ煮込んだ熱々料理です。
肉や魚といったタンパク質が入らないので、いわゆる精進料理の一種なのでしょう。
じゃっぱ汁
じゃっぱ汁は魚のアラを野菜と共に煮込んだ熱々のお汁です。
簡単に言えば「あら汁」ともいえるでしょう。


実は雪国の人にとって雪は「もうたくさん。そんなに降らないで」と悲鳴を上げる存在であるとともに、降らないと「なんだか寂しいな」という存在でもあるのです。